雑司ヶ谷高校 執筆部
川越城(日本100名城No.19)
 夏休みもいよいよ終盤となった。8月第3週目の土曜日。  この日は、歴史研の活動、日本100名城巡り。  今回は埼玉県にある川越城、鉢形城を回る。  しかし、今日も暑い。  暦の上では、もうとっくに“残暑”ということらしいが、8月に入ってからは、毎日ずっと暑さには変わりはない。  僕、伊達先輩、上杉先輩、毛利さんの4人は、いつものように、池袋に集合した。今回はさほど早くない時間の集合だったので、楽勝だった。  今日も移動はJR。いつもの“青春18きっぷ”を使う。すべて在来線の旅だ。  池袋駅の有人改札でハンコを押してもらって、ぞろぞろと移動開始。  池袋駅からは埼京線を乗りついで川越駅まで向かう。  そして、川越駅から川越城まではバスを使って向かうのだが、そのバスが、珍しいボンネットバスだった。 “小江戸巡回バス”と言って観光用のバスらしい。  バスの中は、観光客で結構混んでいた。座ることはできず、立ったまま移動。  そして、約15分で、“博物館・美術館前”というバス停に到着。そこで下車。  下車するとすぐに川越城だ。    川越城は天守閣などがあるわけではなく、本丸御殿という建物が残っている。  ちなみに、ここの“本丸御殿”は、東日本で唯一現存しているそうだ。  最初、1457年、室町時代に扇谷上杉氏が築城。1537年に北条氏綱によって占拠。  その後、豊臣秀吉の小田原征伐の際に落城。そして、徳川家康が関東に配置換えになった時に家康の領地になった。  現存の状態に築城したのは太田道真、太田道灌親子ということらしい。    僕らは入場料を払って中を見学する。  城内を堪能した後は、折角なので、川越で有名な“蔵造りの町並み”という観光地を見ることになり。徒歩で移動した。そこには城下町風情のある通りがあった。  ここは観光客でいっぱいだった。  和服のレンタルなんかもあるらしく、和服姿の女性もちらほら。  車道の交通量が多くて、ちょっと危ないので気を付けながら歩く。  そして“時の鐘”という有名な塔があって、そこも見物をした。  1日に4回、鐘が打たれるという。  歴史研一行は、町並みを一通り散策し、川越駅まで戻ると昼食を食べて、次の目的地鉢形城を目指す。 =========================== 川越城の詳細  https://www.city.kawagoe.saitama.jp/welcome/kankospot/hommarugotenzone/hommarugoten.html
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