上杉紗夜「夏休み、終わったね」
武田純也「大変な夏休みでしたよ…」
上杉「女子の水着を見て、温泉入って、混浴を体験して、タマタマを出して、何が不満なの? こんなの一度に体験できることなんて、今までなかったでしょ?」
武田「あれは『混浴』でないし、タマタマも出してません」
上杉「でも、充実してたんじゃない?」
武田「いえ、全然。夏休み中、部屋で休んでいたかったです」
上杉「本当にぐうたらだねぇ」
武田「夏休みの宿題をしない上杉先輩に“ぐうたら”と言われたくありません」
上杉「アタシ、宿題、やってるよ。最低限」
武田「最低限って何ですか? まあいいや…。ところで、伊達先輩、9月以降の予定は、どうなるんですか?」
伊達恵梨香「9月は月末に学園祭があるわ。お城巡りもやるわよ」
武田「どこを巡るんですか?」
伊達「9月は、中山城、駿府城を回ろうと思うわ。10月には水戸城と東北や新潟のお城を回ろうと思うの、細かい予定はまた今度」
上杉「そういえば。毛利ちゃん、武田君と良い感じになって来たね」
毛利歩美「ええ…」
上杉「キミたち、アタシたち先輩を差し置いて、リア充になるんじゃないよ」
武田「上杉先輩も彼氏が欲しければ、イケメンとか贅沢言ってないで、どこかで妥協したらいいのでは?」
上杉「高校生の時から妥協してどうするのよ。だから、毛利ちゃんも妥協して武田君と付き合ったりしないでね」
毛利「え…?」
武田「僕は妥協の産物ですか?!」
伊達「まあまあ、落ち着いて。9月も、リア充になるより色々楽しいことが沢山あるわよ」
武田「いえ、また波乱の予感しかしないのですが」
上杉「カンがいいねー。もう運命だと思って諦めて」
武田「もう学校行くのやめようかな?」
上杉「家まで押しかけるよ」
伊達「そんなわけで」
伊達、上杉、毛利「「「次編もよろしくお願いします」」」
武田「やれやれ」
≪雑司ヶ谷高校 歴史研究部!! 混沌の学園祭編 に続く≫