上杉紗夜「学園祭、終わったね」
武田純也「終わりましたね。オムライスの作りすぎで疲れました」
上杉「来年もよろしくね」
武田「えっ?! 来年も“占いメイドカフェ”をやるんですか?」
伊達恵梨香「それは、次期部長が決めればいいわ」
武田「次期部長って、誰のことでしょう?」
上杉「すっとぼけるんじゃないよ。キミだよ、キミ!」
武田「いやいやいやいや。待ってください。僕より毛利さんが適任では?」
毛利歩美「私は、武田君が良いと思う」
上杉「多数決で決まりだね」
武田「拒否権は?」
上杉「そんなものは無い!」
武田「平穏な高校生活よ、サヨウナラ」
上杉「何言ってんの?! 悪いことばかりじゃないでしょ? 一緒にやる手芸部、占い研も女子ばかりだから、ハーレム状態でうれしいでしょ?」
武田「全然嬉しくないです」
上杉「贅沢だなあ」
武田「来年のことは置いといて、9月はお城を2つしか回らなかったことを反省しては?」
伊達「それは学園祭があったから仕方ないわ。その代わりと言ってはなんだけど、10月からはペースを上げていくから」
武田「確か、水戸城、青葉城、国府多賀城、山形城、新発田城の5つですね。11月以降は?」
伊達「それは、その時のお楽しみよ」
武田「そうですか……」
上杉「お城巡り以外でも、いろいろイベントがあるからね」
武田「どうやらそうみたいですね……」
上杉「楽しい予感がするねぇ」
武田「はあ…、いやな予感しかしませんが」
伊達「まあまあ」
上杉「そんなわけで」
伊達、上杉、毛利「「「次編もよろしくお願いします」」」
武田「やれやれ」
≪雑司ヶ谷高校 歴史研究部!! 眩暈する秋涼編 に続く≫