雑司ヶ谷高校 執筆部
善光寺と春日山城(日本100名城No.32)
 お城巡り2日目。  ホテルで起床、朝食を取る。  今日は春日山城のみ攻略するが、時間に余裕があるので善光寺を参ってみようということになった。 「牛にひかれて善光寺参り」の善光寺だ。  長野駅から路線バスで約15分移動。  そこからさらに徒歩5分で本堂まで。  折角なので、お賽銭いれてお参り。  皆、たぶん、昨日の眞田神社と同じことお願いしているはずだから、内容は聞かない。  敷地内をブラブラ歩いていると、牛の親子の像があった。  何だこれは?  上杉先輩は爆笑している。  牛の親子の傍らには、善子さん、光子さんという立札がある。  森永乳業寄贈という碑も。 「牛にひかれて善光寺参り」だから牛の像なの?  良くわからなかった。  そして歴史研一行は、善光寺を後にして、バスで長野駅に戻り、春日山城に向かう。  まずは新幹線! 「週末パス」に新幹線特急券を追加購入。  長野駅から上越妙高駅まで18分乗車。  上越妙高駅からはえちごトキめき鉄道で高田駅まで。  高田駅からはバス。徒歩数分のバス停・本町六丁目から春日山城のある近くのバス停・春日山荘まで。  バス停の目の前に、上越市埋蔵文化財センターがあってまず休憩も兼ねて見学する。  センターの近くには、上杉謙信の像があった。  ここから春日山城までは徒歩。  坂道をどんどん登る。  途中、春日山神社があるが、寄らずに休憩所で休憩。ジュースを飲む。  ここにも上杉謙信の像があった。  先はまだまだ長い。  30分ばかりの休憩の後はさらに山登り。  そして、ようやく春日山城にたどり着いた。標高約180m。  本丸跡からは、日本海まで見ることができた。  良い景色。  春日山城は、上杉謙信の居城だった山城。  空堀や土塁などが現在も残っている。  築城されたのは南北朝時代と言われている。その後、謙信の時代に整備されたようだ。  その後、堀氏がこの地域を支配するようになると、別の城を築城して春日山城は使用されなくなり廃城になったという。  山頂で景色も堪能したので下山。そして、東京への帰路へ。  バスで高田駅に戻り、その後は上越妙高駅から大宮駅まで新幹線で一気に移動。  最後に、大宮駅で在来線に乗り換えて池袋駅まで。  やはり、新幹線での移動は楽だ。  いつもより早い時間に帰宅できた。  家に帰ると両親と妹が居間でくつろいでいた。 「ただいま」 「お兄ちゃん、お帰り」 「ああ、美咲、これお土産」  眞田神社で買ったお守りを妹にあげようとする。  すると、妹は驚いて叫んだ。 「お前、誰だ?!」 「え? どうしたんだよ?」 「この前からドケチのはずの、お兄ちゃんが色々買ってきてくれると思ったけど…、おかしい! お前、実は、お兄ちゃんじゃないでしょ?!」 「何、言ってんの? いいから受け取りな」  と強引にお守りを手渡した。  それでも妹は、戯言を言う。 「お兄ちゃんの皮を被った宇宙人でしょ?」  妹の寸劇に付き合う気は無いので、無視して、さっさと自室に向かう。  また明日から学校なので、風呂に入って、さっさと寝ることにした。 ============================== 春日山城の情報 https://joetsukankonavi.jp/spot/detail.php?id=133
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