私は窓から外を見ながら右隣の女の子と話していた。
右隣の彼女は言い出した。
「翼。アイドルは恋愛禁止なんだよ」
「知ってるよ」
彼女は突然当たり前のことを言い出した。
私の気持ちも知らないで。
「相手を好きになるって気持ちって、どういう感じなんだろうね」
「わかんない」
私は適当なことを言う。
多分、このドキドキがそうなんだろう。
そういう事を言うと我慢できなくなる。
「えー、翼ならわかるって思ったのに」
今までの自分ならそう言ってたのかもしれない。
けど、この気持ちを知ってしまった私は今までの感じてた好きという気持ちと違うと気づいたんだ。
「今日、家に親が居ないんだよねぇ…」
「うん、そうなんだ」
「だから、今日、泊まりに来ない?」
「え、いいの?」
そう、今日は彼女をいただくのだ。