頭のおかしい作品を投稿するやべーサークル
環境問題は資本主義のせいだ!!(暴論)−2
 さてさて、待ちわびていた方々も待ち侘びていなかった方々も、お久しぶりである。モチベ下がって投稿サボっていたら、こんなに時間が経っていた。前置きなんてどうでもいいと思う方もいると思うので、ここはとっとと本編に入っていこう。前回の続きからだ。 ______  前回、私は人間が増えすぎた理由は3つだと述べた。それぞれ”健康・衛生面”、”食事面”、”資本主義”だ。ではなぜこの3点を述べたか。それを順次追って説明しよう。  まずは、”健康・衛生面”。これに関してだ。  やはり、人類にとって一番の敵は細菌・ウイルスなどが原因で発症する病気だろう。事実、世界で毎年人類を多く殺めているのは、人類以外では”蚊”。具体的に言えば蚊が媒介する各種伝染病だ。蚊はサイズそのものが小さく、接近に気づくことは難しい。そこいらの猛獣よりも凶暴だ。日本はまだマシだが、アフリカや東南アジアなどの熱帯地域を見ればその恐ろしさは一目瞭然であろう。  それに、元来自然由来の医薬品で治せる病気はそう多くない。原始時代に一つの村があったとして、そのうち一人でも治療が難しい病気にかかれば(特に空気感染や接触感染)、そこでその村はお終い。最後は最強の治療法、”人類の免疫力”次第だ。だがこんな運任せだと、産めよ作れよ地に満てよの子孫繁栄なんてできたもんじゃない。やはり医薬品の完成は急務だ。ワクチン等の予防技術も必要となる。  同時に、我々が住むこの世界は人間が健康になればいいなんて生易しい環境ではないのも事実だ。例え体が健康体だとしても、住む環境……衛生面が劣悪であれば、それら全ては無意味と化す。空気感染や接触感染で猛威を振るう伝染病でも流行すれば、それはもう死体製造のオンパレードである。そう言う意味では、衛生面は健康面よりも重要だ。間接的要因発症を発つのではなく、直接的要因細菌・ウイルスを断つことが何よりも重要なのは誰もが理解しているはずだ。……勿論、環境問題であっても。  さて、試しに衛生面での例を挙げるとすればかつて大東亜戦争で東南アジア各地に基地を築いた旧軍がふさわしいのではないだろうか。当時多くの兵士が戦い、そして散った東南アジア戦線。その死因の多くは餓死やマラリアなどの伝染病だった。餓死に関しては旧軍の兵站が軟弱だとして、マラリアなどの伝染病に関しては劣悪な医療設備しか持たなかったことも原因の一つだろう。もし医療設備を整えていれば……いや、これ以上はやめよう。惨劇がその悲惨さを増すだけだ。  それはそれとして、軍事面でも情勢を左右するほどに、衛生面とは重要なのは確実だ。  だが、これらを整えたとしても……まだ、足りない。決定的な部分……そう。大量の医薬品を製造するための”生産力”だ。これがなければ、多くの人間を救うことはできない。さらに重要なのは、企業間の競争による”薬品の品質・性能の向上”。これらについてはあとで述べるとしよう。  次に、”食事面”だ。これは健康・衛生面を通り越して一番重要な項目でもある。生命活動の維持に、水と並び欠かせないものだからだ。同時に、多くの人間を養うために必要なものでもある。当然、これが欠ければとんでもないことになる。例として言えるのはジャガイモ飢饉だろう。これは国内のジャガイモが死滅して飢饉が発生したものだが、この当時失われた人口は、未だ埋め合わせされていない。それほどまでに基金の影響は絶大だったと言うことでもある。同時にこれは、モノカルチャー経済よろしく一つのものに頼るのは、あまりよろしくないと言ういい事例にもなるだろう。  前述の通り、”食事面”は生命活動を維持するために重要な点でもある。それは、現在の地球の人口よろしく大量の国民を抱える国家であれば尚更だ。一説には国力とはすなわち人口で決まる云々と言われているくらいなので、間違いない。そんな国のスーパーというスーパーに不良品よろしく食中毒患者を製造できるレベルの作物が流通でもしてしまえば、それは勿論のごとく大惨事。したがって、大量の国民を養うには必然的に安全な食料を安定して大量に供給することが可能にならなければならない。そして、その要素を達成するには……。  そう、”資本主義”だ。  ……?社会主義はどうなんだ、だって?あれはうまくいけば強い国家が作れるけど普通にやったら給料みんな一緒だわでさらにそれなら働かなくてもいいだわで経済低迷して生産も止まるから……うん。共産主義に原始共産主義?……ノーコメントで。  ま、まぁそれはそれとしてだ。先述の2点……”健康・衛生面”と”食事面”。これを実現するには、どうしても足りない点が多かった。主に言うなれば、”各種医薬品の生産手段”、”食料を鮮度を保った状態、且つ大量に輸送する手段”などだ。結局、これら(あとは政治体制とか?)が実現しなければ人類が増えるには今ひとつ力が足りなかったわけだ。  そして、それらを一斉に解決してしまったのが資本主義だ。  産業革命は物流に革命をもたらし、それはさらに食料の流通にも大きな革命をもたらす。安心安全(?)な食料を大量に生産するための設備や農薬などの製品を大量に生産し、安定した食糧生産を実現する(尚、災害は含まないものとする)。  医薬品についても同様だ。安定した生産方法が確立し、さらにそこに企業同士の競争が加わり、より安く、より高品質な医薬品を次々と世の中へと送り出す。  民間は使いもしないものから必需品までの大量の需要を、企業は利潤を求め大量の供給を。その繰り返し……人類の持つ『果てしなき欲望』が、この現代社会を作り上げた。結果が、この総人口70億人を抱える地球だ。  だが勿論、資本主義は万能ではない。重大な欠点も存在する。  まず、これだけの人口を養うのは現在は可能だろうが、今後どうなるかは予測できないこと(例は赤潮やアオコ)。このままのペースでいけばまず確実に資源は不足し、食料も、水も不足し、世界規模での飢餓か、もしくは戦乱の時代に包まれるかもしれない。  このまま技術が進歩すれば、貧困格差が広がる危険性が存在するかもしれない。  そもそも、AIの進歩が進めば既存の資本主義社会体制では金が経済を回せるかどうか。それが問題だ。一説によれば、AI導入により既存の職業の半分以上が消え、新たに新しい職業が増えるとされている。果たしてその時、既存の体制が問題なく機能するか。それは誰にもわからない。  それ以外にも、今後このままでいけば度外視できない欠点はいくつも存在する。が、これほどにしておこう。次はこれら状況を打開するにはどうすればいいかを考えてみようではないか。何か策が思い浮かぶかもしれない。  ——→『脳を迷走させて考えてみる資本主義の修正点』に続く
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