こんな男がいたぜ。
覇龍と戦い…
全てを失った男がな…
片腕と顔の半分を覆う火傷の跡が…
全てを物語っていたよ。
いつも酒を浴びるように飲んでた。
悪夢から逃げたかったのかも知れねえな…
それが一年程続いた後…
忽然と奴は消えた…
今思うとよ。
かなり不思議なんだけどな。
え?いや……
俺以外誰も知らないって言うんだ…
いつもお前は一人だったぜ?なんてよ。
誰に聞いても、そう言いやがる。
まあいいや…
長え話は嫌いなんだが…
お前なら仕方ねえな。
話してやるよ。
酒はおごれよな?