やがて、俺の剣の刃がボロボロになり…
手入れをしたその時だった。
おい!だいじょぅ…
今、俺の横で話してた奴が…
今さっきだぜ?
奴の溶岩に飲み込まれてな。
後型など何にも残らなかったよ。
悪い予感はいらねえ時に…
次々と当たっていくんだ…
そして龍は次に、俺の女に目標を変えた。
それを見ていた、もう一人が助けに行ってくれてな。
盾で防いだと思った。
その時は…
そう思ったんだ…
突進して、壁に突き刺さってる龍に……向かっていったらよ……
二人とも…
あのでけえ角に貫かれてたよ…
盾など真っ二つに割れて…
二人は角……角から抜け出そうと…もがいてた…
女はよお。
俺をずっと見てるんだよ。
痛いとか…
助けてとか…
何も言わねえんだ。
血をそこらにぶちまいてよお…
力無く…
俺を見てたんだ…
奴が壁から抜けた瞬間、角が折れてな。
それがあまりの激痛だったのか…
奴は地面に潜って、もう出て来る事はなかったよ。