ある日…
真っ白な麒麟が、その身を真っ赤に染めて倒れていたらしいんです。
おい!どうした!
なぜに、こんな所に子馬が…
麒麟とは全く分からず、手当をしてやったそうです。
悪いな。
人参はないけども、これで我慢してくれよ。
その子馬も、始めは威嚇したり暴れたりで…
手を焼きながらも、三日程一緒に山で過ごしたそうです。
そのうち、子馬も安心したのか…
暴れる事もなくなって…
お前は綺麗な馬だなあ。
真っ白で…
よし!これからお前はシロだ!
白いから!
ぶるるっ…
やっとしゃべったな!
よろしくな!シロ!