才蔵ちゃんねる
終話
私の剣は、名が無い。 名を付けるなら、あの二人の封龍剣から貰おう。 二人の偉大な龍から… 双龍剣と。 そして… あの二人の剣ならば… 天の龍も地の龍も、恐れおののくだろう。 天地とあざ名する。 私の為に私への負けを潔く認め… その命と剣を差し出した二人に敬意を。 負けたのは私である… 私もその敬意にならおう… 千年万年、幾年月。 これを理解した者達よ。 伝えるべきは、内にのみ、自ずと訪れよう。 滅と絶は私の朋友。 笑顔で死んだ双つの龍は… 後世…最強となるだろう… 私もこれに遺し… 笑って、三つめの龍になろう…
ギフト
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