才蔵ちゃんねる
六話
実は私… 彼とは数える程しか話してないの。 ほとんど街にいなかったからね。 こういう風に見せてるとな。 誰も寄ってこないだろう? 楽なもんだ。 かと言って、別に誰も怨んじゃいねえよ。 怨んでた奴らは殺してやったからな。 あんた…竜人だろ。 なんか俺に用か? そういう事、平気で言うのね。 殺しか? そんな過去を持つ狩人なんか、ゴマンといるだろ。 そう言われたらそうかもね。 なあ、姉さん。 あんたこの街でよ、一番強い狩人… 誰か知ってるか? 知ってるわ。 そう。 あの時のガキ大将。 彼は、その子を捜してた。 この勘違いがまた、男達を不思議に結んでいくの…
ギフト
0