才蔵ちゃんねる
七話
な…なんだ… あいつは… 邪龍の、その圧倒的な強さに… 息子も酒を飲む事を止めておったよ。 大砲。 馬鹿でかい弓。 いろんな攻撃も、黒龍にはたいして効いておらんかった。 一人…二人と兵は消え… 半分の人数になった時… 一人の兵は言う。 隊長! お世話になりました! 何かを悟ったのじゃろう。 自分と歳の変わらぬ… 十七、八の一人の若い兵は、龍に突っ込んだ。 それを合図のようにして、次々と突っ込んだよ… 隊長にしっかりと挨拶をして… 恐さ半分のはにかむ笑顔でなあ。 皆、大事な人のため。 自分を犠牲に… それで少しでも大好きな人が… 生きていられるように… .
ギフト
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