古い…ぼろ~い塔の上にね…
炎妃の無惨な死体と、剣が二本。
少し離れて…
炭の塊があったよ…
妹はね、この事実を知らない。
何で剣まで持ってくの!って、俺に怒ってたけど…
金に困ったんじゃねえの?
って…言っといた…
このままでいいと思うんだ。
真実は知らなくてもさ。
女なんか…
幸せになればいいんだよ。
背負うモノは、軽い方がいい。
姉さんはさ…
そのために…
今も妹に軽蔑されてんだから…
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