これは…師匠の大切な…
伝説とも言われた双刃。
い…いいのですか…?
この剣は二つで一つ。
主らはあの一角を倒した。
双方一本ずつ托す。
もし…どちらかに何かあったならば…
双剣として使え。
簡単に言えばの。
どっちも死ねって事じゃよ。
ふぉ…ふぉ…
冗談じゃ!と言いたい所じゃが…
あながち嘘とも言えんのう。
どういう意味ですか?
オヌシ達の心をときほぐす者。
そんな奴が現れたなら、こんな剣など捨てるんじゃ。
伝説などでは幸せになれぬ。
誰かのために、一生生きて見るのもまた…
悪くないぞ?
それに…
お主らは互いに、幸せになって欲しいと思っておるな?
そのためなら…
自分が犠牲になると…
だから言ったまでじゃよ。
ふぉ…ふぉ…
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