才蔵ちゃんねる
九話
二人の壮絶な喧嘩を見て… 俺は変わってねえなあと思った。 嫌な仕事また引き受けてよ… 屋根の上から、あいつらの死に様を見てる俺に… 一瞬笑いながら… 中指立てて死んでったよ。 ちびの頃からよ。 俺はつええ!お前よりな!って粋がる時は… いつも二人で中指立ててよ。 また俺に喧嘩売る。 二人同時には、一回も来なかったがな。 勝ったり、負けたり。 今日は、俺達の負けだなあ。 全く、あいつららしい最期だった。 そして… 全員の人生を背に乗せて… 俺は、最後の仕事をする。 .
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