う…う~ん…
少女は少しして、起き上がりました。
矢は刺さったと言うよりかすっただけで、大事には至ってませんでした。
矢の風圧で転倒し、気を失っていたのでしょう。
霞龍は勘違いを…
そして少女は、龍のしている事を…
無惨な狩人の死体を見ました。
いやあああああ!!
少女は理解します。
やはり怪物なんだと…
龍は龍なんだと。
霞龍は、逃げる少女に何も言えませんでした…
ウオオオォォン…
悲しそうに叫ぶくらいしか出来なかったのです…
濡れた目をクルクルさせながら…
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