ある日ね。
その王様の頂に、知らない一人の男の子がさ。
妹かなあ。
汚い女の子を連れて座ってたの。
おい!そこは僕の場所だ!
座るな!
教官は叫んだらしいよ?
悔しかったし…
何より、またイジメられるのが恐かったしね…
ふん…
誰や…お前は…
こことるんやったら勝負せいや!
そうあいつに言われた時、怖かったんですよ。
本当にイジメられるより怖かったんです…
懐かしそうに微笑みながら、教官は話してくれた。
いつもの熱苦しい雰囲気は…
消えてたよ…