その攻撃は…
人間の入れる領域じゃなかった。
自分はビビり…
やる気も失い、絶望しかありませんでした。
恥ずかしながら、ただ茫然としていたと思います。
情けない。
後悔しかありません。
自分がそんな感情を覚える暇など…
そんな暇があるような相手ではないのに…
おい!
どうせ死ぬなら、これくらいの龍やないとな!
あいつだけは違ってました。
やはり強い。
腹の据わりようが半端じゃありませんよ…
垂れ下がる足を切り刻み続け…
あいつは妹をしきりに確認しながらも…
自分にそう言いました。