才蔵ちゃんねる
二話
おねえ… すまねえんだが、コイツを頼まれてくれねえか? 酒場でね。 可愛く遊ぶ子供を見つめながら、あいつ私にそう言うの。 紅龍ね? 真剣な感じでね、首を縦に頷けて頼んできたんだけどさ。 でも子供を抱きかかえる顔が、もうお父さんしてたよ。 あの時、あの紅龍に向かって塵になっていった狩人達の… その中の一人の男の話。 何百年も昔の話だからさ。 もうその子供もいないんだけどね…… あの瞬間から… あの子は私達の、最初で最後の子供になった。
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