グウウウウゥゥ…
邪龍は白蛇に感じた。
人間の中で、ごく稀にいる嫌な雰囲気。
それは二十年ぶりの…
殺しておかなくてはならない種類の人間。
グシュゥゥウ…
勝負が付いたのは速い方かも知れないわね。
六時間後には、剣の刃なんて欠片も残ってなかったの。
復活した邪龍の強さは、ケタ違いだから…
あ~あ…ハア…
こりゃ駄目だ…ハア…ハア…
勝てねえかな…
既に体のあらゆる部分を潰されていて…
動きももう、自由にはならなくなってた。
まだ、生きてかかって行く狩人達は他にもいたわ。
でも龍は息を止めるまで白蛇だけを狙ったの…
上等上等…ハアハア…
今日の白蛇は…ブハ…
いつもより…ハア…ハア…
しつこいぜ?
…ザクッ…
ハア…ハア…
ハハハ…
ちびの母ちゃんの仇だ…
これ貰ってくぞ…
ガアアアアアァァ!
ハア…ブシュゥゥウ…
へへへ…ゴボ…
ハハ…グゾヤ…ロ…
ハハハハハハ!!
グチュウゥゥ!
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