父ちゃん!
な!
バカヤロウが…
来るなっつっただろうが!!
ち…
昔に戻っていい感じだったのによぉ……
逃げろおお!
邪魔なんだよ!てめえ!
嫌だ!
もう…逃げても一人ぼっち…
一人は嫌だ!
ち…
クソガキが…
後はやられ放題じゃった。
子供を守りながら勝てる龍ではないと…
もう、わかっておったのじゃろう。
青龍刀は粉々…
容赦なく吐かれる火の塊を全身で受け、もう何も出来ないトニーは、仁王立ち状態じゃった。
は…早く……逃げろ…
嫌だ…嫌だああ!
嫌だよおおぉ…!
お前……がよ…ブシュウウ…ハアハア…
に…逃げるまで…
こっちはし…死ね…ないんだからよ… ゴバッ…
は…早く行け…
行けえええぇええ!!
ゴボゴボォォ…
うう…えぐっ…
とおちゃんとおちゃん…えぐっ…
ハア…ハア…
おい…クソ龍……
ギギギィ…
今日の人間は…
しつこいぜ?
へへ…
トニーJrは、一部始終を全て見ておったよ。
背中の入れ墨が…
真っ黒になるまでな。
あ、そうじゃ。
名前の話じゃがのう。
トニ-Jrに頼まれたらしいわい。
トニー・モンタナ。
この名前は有名にしてくれよ?
俺は白蛇だからそれでいい…ってのう。
確かそう呼ばれるのは…
嫌がってたんじゃがな。
ふぉ…ふぉ…
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