そして奴は逃げる事なく…
紅龍の寝床…
火山へ行ったよ。
へへ…
やっぱり、決心鈍りました。
ハハハ…
そりゃ普通鈍るやろ。
えええええ!!
この四人はな。
ひと月も紅龍と殺り合ったんや。
もうすぐあの邪龍を殺れる所まで行った…
伝説の狩人達なんや。
その中の一人は、鬼の形相をした盾を持ち…
その矛の先を一度も龍に報いる事なく…
その盾で仲間を守り抜き、仲間のために…
最初に命を落としたと言う。
親がいて甘やかされてると馬鹿にされてきた、一人の狩人の…
華々しく、男らしい死に様やった。
けど…
精霊ってのも気まぐれなもんやなあ……
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