傭兵団をご存知ですか?
そうです。
この街に警備の兵がいるでしょう?
大きな槍を持ってね。
その前身とも言えるあの伝説の傭兵団、鉄騎の資料が見つかりました。
隊長とその親衛隊は、今のこの時代にも…
消息を絶った……
という事になってますがね。
鋼殼竜騎槍……
まあ解らないと思いますが。
これは親衛隊の二次部隊が持つ槍です。
この部隊はというとね。
次は親衛隊に入ってもおかしくない程の、強力な兵の集まりでしてね。
その槍をね。
先祖代々、大切に保管していた…
ある人間の家族を見つけましてね。
私の配下が調べに行きました。
ん?
配下って……そんなに凄い人だったんですかって?
すみませんねえ。
私は馬鹿な人に、自分の事を明かすほど…
馬鹿ではありませんから。
ふふ……
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