何か楽しい事を見つけ、みんなで騒ごうとする空気の中でも…
親衛隊は参加する事なく、静かに隊長をお守りしている。
わしら見たいに宴会があっても、酒に飲まれたりしない。
酒を断つ者もいたぐらいだ。
おい…
お前らも飲め。
し…しかし……
隊長命令だ!
楽しむ時は楽しめ!
ハハハ!
隊長は、命を賭けて自分を守ろうとするこの親衛隊も…
わしら一般兵の事も。
誰も死なせる気など無い人だった。
だからみんな、自分から死んで行ったのだろう。
この時500人からいた鉄騎は…
80人程まで減っていた。
隊長はもう…
全てを解っていたのかも知れない。
若いわしらには到底気付くはずもない…
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