長い旅路、幾度の困難を越え…
わしらは古い塔に行き着いた。
数々の伝説の残る、この場所に。
隊長はこの塔を見て、確信したと同時に…
わしらに言った。
お前らはこれから、見た事もないだろう神と一戦交える。
聞こえるか?
奴の咆哮が……
どんな相手なんですか!隊長!
邪龍の祖先だ。
命令だ!
お前らの腕では確実に死ぬだろう。
この隊長より弱い男は帰れ!
共に向かう事は許さん。
邪龍には敵いませんが、私達の仕事は隊長をお守りする事です。
皆の……皆のこの顔を見てそう言えますか?
帰れなどと!
そんな話を聞いても震えもせず……
微動だにせず!
胆の座った…この隊の顔を!
これが皆、あなたに惚れ込んで着いてきた…
部下なんです。
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