才蔵ちゃんねる
一話
男一人。 七尺三寸はあろうか。 黒光る、長い太刀を引きずり…… もう片方の手には… 男の行く道を防いだであろう、毒鳥竜の憐れな残骸を掴む。 怒りに満ち満ちた男の目の前には… 純白の魔王。 まるで、巣穴から這い出た鼠を見つけたかのように… 魔王は男を見下す。 鳥竜の亡き骸を放り投げ… 刀の鞘から垂れる、紫の紐を少しちぎり… 男は、その長く黒い髪を纏め上げた。 所々に散らす黒い毛髪は… まるで秘め事を終わらせた夜鷹のように… 妖艶で…甘美な雰囲気を醸し出す。 そして、その細長い眼を魔王に移し… 面を仁王の如く、憤怒に溢れさせた…… .
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