嘲笑いながら、倒れる狩人を持ち上げ……
勝利の美肉を喰らう寸前だった。
ギィィアアアアァ…
歴戦の歴戦による、男の躯に染み付く経験が…
期を逃すはずがない。
刀を頭に刺し込ませ、男はまた刀を抜く。
そしてまた刺し込む……
悔しさと怨みと無念に満ちた魔王の面は…
狩人にとっては心地よい眺めであった。
鼠を放り投げ…
魔王はさらに怒り…
狩人が横たわる場所へ天雷を降らせた。
ヴガアアアァァ!!
何十…何百と来る雷を、男は全て斬り裂き…
魔王へとまた、体を跳ばす……
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