邪龍がいなくなったら、狩人やめて二人で商売でもするか~
うん!そうね!
私は勘違いをしていました。
あの人は、自分で邪龍を殺しに行くつもりだったのです。
そんな…
いつもと違う、あの人の雰囲気を…
私は最期までわかりませんでした。
二人で商売を始めよう。
この言葉は、何より大事に私の心に残ったのです。
あの人は普通の狩人でした。
でも毎日毎日…
生きて帰ってくるのか、そんな心配ばかりしていた私は…
彼にとって足枷のようになっていたのかも知れません。
だから彼も、無難な狩りしか出来なかったのでしょう。
.