数日後…
あの人の飛竜刀と、色違いの刀を持った狩人が一人…
私を訪ねて来たのです。
形見です…
渡されたのは…
もう柄の部分しか残っていない、あの人の剣でした。
なんで!
なんで!止めてくれなかったのよ!!
親友でしょ!あなた!!
ううううぅぅ…
すみません…
すみません?
謝って済む事じゃないわよ!!
こんなもの持って来て……
こんなものおぉ!!
私はやり場のない哀しさから、形見の剣の柄を投げ捨てました。
その瞬間…
ブチ…
ブチブチ…
その狩人は、哀しさの中に…
いや、私の行為が哀し過ぎたのでしょう。
鬼とも言える形相で、私を見ていました…
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