だから今でも恨んでいます。
私達を置いて一人で逝った、馬鹿なあの人を。
もっと話を聞いてあげればよかった…
私がもっと愛してあげればよかった…
もし愛が武器に変わったら…
私はあの夜に戻って…
愛のナイフを突き刺したい…
心変わりをしないように。
あの人の全てだった狩人というものに…
負けないように…
男って本当、不器用だね。
あの親友さ、飛竜刀を売ってね。
そのお金を、嫁さんの家にばれないように…
置いて行ったらしいよ?
そして、その嫁の旦那さんと同じ恰好で…
あの紅龍に挑んだの。
俺も心底…狩人なんですよ。
ってね。
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