負けたんだからよ。
お前何でも言う事聞けよ?
ま…まだ負けてねえぞ?
往生際が悪いな。
お前くらいの手練ならもう分かるだろう。
先輩は腹を見抜かれ、渋々聞いたそうだ…
させられたのは…
一晩の酒代を全て奢る事だったんだ。
お前よ…
誰にでもあんな風に、喧嘩売って歩いてんのか?
悪いかよ。
別に悪くはねえが…
竜は恐いのかと思ってな。
ち…
俺より強い竜がいねえんだよ!
邪龍もか?
先輩は諦めてた。
竜人だから、その恐ろしさなんか…
人間より痛いほど知ってるからね。
自分ではもう規格外だと、はなから相手にする気は無かったんだ。
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