アアアアア…ゴボ…
アアァァァ…
俺の目を見つめ…
何か言いたげに呻くだけだった。
へへへ…アウウゥ……
ゴブォ……ゴボゴボ…
血を吐きながら、何かを言い残そうとする奴の言葉を…
俺は聞いた。
アアアアアァァァ!!
アアアアア……
ゴボゴボ… ブバァァァ……
人生たかだか80年。
お前は、もっともっと生きて行くんだ……
俺の死に際にも、つきあってけ…
そう言ってる気がしてならなかった。
俺は聞いたよ。
フリじゃなく…
最期の奴の話を。
いつも俺にする…
いつもの話を、俺は確かに聞いた。
友達というのによ。
一番憧れてたのは…
俺の友達だった。
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