今はさ。
そういう狩人達は、街で面倒見たりしてるけど…
昔はそうじゃなかった。
辺境の辺境。
さらに辺境の地まで連れて行かれ、ほったらかしよ。
そんな狩人の子供達は、知り合いの所や、身内や、働き口へと去って行く。
でも、この2人はね。
みんなとは違う選択をした。
自分の親達が死ぬまで、その辺境の村で過ごすと決めたのよ。
他の棄てられた狩人達も面倒見ながらね…
おい。
お前のとーちゃんやかーちゃんもここにいるのか?
おう!おれがめんどーみてるんだ!
そうか!まあ、おれのとーちゃんのほうが…
お前んちよりすごいけどな~
なに!お前とこなんか、いちびょーでたおすぞ!
出会ったころから、こんな感じだった。
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