2人が13になった時。
親達や、その他の狩人達は決めてた。
13歳は、自分達が狩人になった歳だから…
おい!
お前の…
お前の、自分が面倒見てやってるっていう…
その顔がムカつくんだよ!
さっさとここから出て行け!
クソガキども!
毎日毎日!
世話されるのが…
うっとうしいんだよ!
そうだ!そうだ!
早く消えろ!
ほんと!早く消えて!
親父や、みんなにそう言われたよ。
そうか。
俺もこの前、似たような事を言われたな…
そんな事言いながら親父の野郎…
自分の大事な、大剣くれたよ。
俺もだ。
ハハハ…
みんな分かりやす過ぎるよなあ。
全くだ。
後にも先にも、喧嘩しなかったのはこの時だけだったわ。
ありったけの飯と薬草を置いて…
二人は村を出た。
二人とも泣く事はなかったよ。
親達の心を、もうすでにさ…
痛いほど心に刻んでるからね。
その後の親達の行動もなんとなく…
覚悟してたから。
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