冒険者ギルド(小説)
第81話【ミッション完了】
ドドドドドドドドドドドドドドッ!! セクシービキニスナイパーグールを何とか撃破した俺は、とりあえず足と背中に負った矢傷をセルフヒールで治療して、冒険を再開させました。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! その後ゾンビの群れと何度か遭遇したのですが、戦っているとレベルアップして、めでたくレベル12に成りました。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! やぁ~、やっぱり戦闘が多いミッションだとレベルアップも早いですな。 これでこそハクスラって感じですわ。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! なんだかさ、転生して随分と経った気がしますが、やっとタイトル通りのストーリー展開かなって思いますよ。 やっぱり今までが可笑しかったんじゃあないかな~って思いませんか? ドドドドドドドドドドドドドドッ!! えっ、何かさっきからドドドドって聴こえないかって? あ~、それは俺が走っているからですよ。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! とりあえずは魔法のゲートまで何とか到着して、紫水晶の破片を投げ込むまでは、上手く行ったんですがね。 ゲートの爆発後が、もう大変でね。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! いや~、最初は【マラソンコストダウン】なんてスキル要らんがなって思ってましたけどね。 このスキルは最高ですよ。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! ウルフズトレイン事件の時も感じましたがね、やっぱりソロで冒険をしていると、限界ってやつは当然に有りますわ。 特に数の暴力には、敵いませんがな。 ドドドドドドドドドドドドドド ッ!! 例え雑魚いゾンビでも、百や二百を超えると、人海戦術ってレベルじゃあないですわ。 もう、ただのリンチ予告みたいなもんですがな。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! この地鳴りを聴けば分かるでしょう。 走る俺の背後に、凄い数の死人たちが追っかけて来てるんですわ!! マジやべえ数ですわ!! 百や二百じゃあないかもしれないわ!! すげー、怖いしさーー!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! 追い付かれたら間違いなくモテモテのウハウハ状態のまま喰われますよ!! 絶対に瞬殺レベルの速さでパクパクと喰われてしまいますわ!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! なになになに!? ゾンビの皆様方は、魔法のゲートを壊されてお怒りですか!? 必要以上に俺を追いかけていませんか!? ドドドドドドドドドドドドドドッ!! それにさ、たまにめっちゃ足の速いヤツが居てさ、追い付いて来やがるのよ! 多分グールだわ! ウサイン・ボルト級の速さで走ってくるんだよ! そりゃあ、五輪トップのレベルじゃあ追い付かれますわ! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! まあ、追い付かれても一匹ぐらいなら、どうにでもなるけどね。 とりあえず俺は砦に逃げ込もうと考えております。 砦内に逃げ込めれば、こいつらアンデットどもじゃあ、あの高い壁は越えてこれまいて。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! よしっ、森を抜けたぞ! 砦も見えてきたぜ! あと平地を200メートルも走れば砦の門に飛び込める! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! がぁ───。 うそぉ~~ん。 砦の門は閉鎖してますね! なんか砦の上で警備隊長のおっさんが手を振っているな。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! 警備隊長のおっさんが満面の笑みを浮かべてやがる。 その笑みを隠すように、腕を合わせて✕の字を作りやがった! 俺の受け入れを拒否しやがったぞ!! マジかよ!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! なになになに!? こんなにゾンビを引き連れて来たら駄目ですか!? 砦が、門が、持ちませんか!? ドドドドドドドドドドドドドドッ!! 嘘でしょう!? 門がやっぱり開きませんよ!? 俺を見捨てやがったな、糞オヤジが!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! あーれー、なんか飛んで来たぞ!? 矢ですわ!! 大量の矢が砦から放たれましたわ!? この光景と同じシーンがウルフズトレイン事件の時にも有りましたよね!! デジャブですか!? デジャブですね!! ひぃーーーー!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! 俺は咄嗟に異次元宝物庫からカイトシールドを出して頭上を守った。 するとカンカンカンとカイトシールドが矢を弾く音が響く。 俺の背後では、バタバタとゾンビどもが倒れて行った。 ドドドドドドドドドドドドドドッ!! あの糞オヤジ、俺ごと葬り去る積もりかよ!! あ、あ、あっあああああーーー!!! 今度は火球が複数飛んできましたよ!!! ファイヤーボールですか!!! それはマジでヤバくね!!! 火の雨じゃんかよ!!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! うひゃぁ~~~!! ドッカン! ドッカン! ドッカン!! やーめーてーくーれーー!! 降って来たファイヤーボールが俺の周りで爆発してますわ!!! ゾンビどもが木っ端微塵に吹き飛んでますが、あれが俺に当たったら同じですよね!? 俺も木っ端微塵ですよね!? ふざけんじゃあねーーぞ!! おお、門が少しは開きました!! 兵士が隙間から顔を出して手招きしてますわ!! 助かったぞ!! ドドドドドドドドドドドドドドッ!! 俺は満面の笑みで門の隙間へダイブした。 やったー、ゴールインだぁ~。 俺が砦内に飛び込むと直ぐに門が閉められる。 外からドシャドシャと門にゾンビどもが激突している生々しい音がしばらく続いた。 た、助かりました~……。 俺が大の字でねころんで居ると、警備隊長のおっさんが覗き込んで来た。 「坊主、良く生きて帰ってこれたな、偉いぞ!」 「最後が一番死にそうだったわい!!」 「がっはっはっはっ、そう言うな、坊主!」 こうして死人の森での俺の冒険は終わった。 ミッション完了である。 今回はレベルも二つ上がったし、結果的には万々歳であった。 【死人の森編・完】 【アスランの新たな冒険はつづく】
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