某犬の銅像前。一人の青年が立っている。彼は彼女とのデートを楽しみにしすぎるあまり、一時間も早く待ち合わせ場所に着いてしまったようだ。
(暇だな...今度やる踊りの動画でも見ておくか。)
① 時間があればバレエの動画を見る。
ふと、男の子の泣き声が聞こえた。その方向を見ると、木の少し高い所に引っ掛かった赤い風船と大泣きする少年、そしてそれを必死になだめる母親の姿が目にはいった。その周りには風船を取ろうとジャンプする人もいるが、あと少しのところで届かない。
それを見かねた彼は、周りの人に道を開けてほしいと言った。そして、助走をつけて風船目掛けてジャンプした。その高さに周囲は目を見開く。
② 跳躍力が半端ない。
大跳躍から綺麗に着地した彼の手には、赤い風船がしっかりと握られていた。
「ありがとーおにいちゃん!」
可愛らしい笑顔に絆されていたとき、後ろの方から彼を呼ぶ声と軽やかな足音が聞こえた。振り返ると、彼が待っていた彼女がいた。
「すみません、待たせてしまいました!」
「ううん、待ってないよ。さあ、行こうか。」
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①は終わりです。続きます。
駄文で申し訳ありません。
誤字・脱字はコメントで教えてもらえると幸いです。
亀更新+短文ですが、生暖かい目で見守ってくれると嬉しいです。