古本屋を出た二人。
「もうお昼か。お腹すいたなー...」
ということで次に向かったのはレストランだ。
「どうせならバイキング行こうか」
着いた。
早速ご飯を取りに席を立った。
「「.........。」」
戻ってきた二人のテーブルに乗っているのは、とんでもない量のおかず。
「いつもこれくらい食べるから///」
彼女が赤面する。
周りの人はあんな華奢なふたりが食べきれるのか......?と不安そうな目で見てくる。
でもそれは杞憂だった。
10分もせずに皿は空っぽになった。
④ 見た目によらず大食い
その後、CDショップに行ったり、バレエ用品店に行ったりしたら、すっかり日が暮れていた。
「もうこんな時間か...」
「楽しい時間ってあっという間だね」
談笑しながら帰っていると、突然後ろから
「きゃーーーっ!」
という女性の悲鳴と
「どけぇ!」
という男性の声が聞こえた。
「ひったくりよーっ!」
と、さっきの女性が叫ぶ。
ひったくりがこっちに走ってくる。
「おらっ!邪魔だ!」
彼女を押し退けようとした。だが、彼女はピクリとも動かない。それどころかひったくりの方が少しのけぞった。そこに彼氏の方が飛び込んできて、すかさず押さえ込んだ。
「......なんだよこの体幹」
ひったくりはぼそっと呟いた。
⑤男性も女性も体幹がすごい
ひったくりをつかまえた、と通報してひったくりが連行されるのを見届けると、何事もなかったかのように二人は帰って行った。
おわり
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あとがき
最後までお付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました!職業病カップルシリーズはもう少し続きます!応援していただけると嬉しいです!