妖怪あんかけ
ドリーマー伊織・肛虐 「オープンカフェで」
 < ドリーマー伊織・肛虐>  ――悪夢を見ていた。  ――彼女の腕の中にいた大切な、誰かがいない。  ――ふわふわしていたような。  ――がっしりしていたような。  ――白く。  ――青黒く。  ――ずっと、前から。  ――最近、ずっと側にいた。    ――離れなかった。  ――離れたくなかった。    それが欠けていたので、胸が痛い……そんな夢だ。         ◇       ◇      ◇      ――その悪夢の中、伊織は街中のオープンカフェにいた。  今日はオフなのでサングラスで顔を隠しての、私服姿である。  店内は混み合っており、席はほぼ満席のようだ。そんな中一人座っている伊織の姿は否応なしに周囲の視線を集め、チラチラと見てくる人が何人かいるのがわかる。  無理もないだろう、スーパーアイドルで美少女であれば髪質や皮膚のツヤ、つま先まで磨き上げておりオーラが違う。人目を引くのは当然のことだ。ここに来るまでも道行く人々が振り返って見ていたのだから。  人目を引く彼女が、一人ここで座っているのも、あの男からの手紙だった。 《来ればこれまでの映像データーを全部渡してやる。来なければわかっているな》  脅し文句付きで送られてきたもので、無視することも出来ずこうしてやって来た。  店に入ると案内された席に座ってコーヒーを注文し、待ち時間を潰すことにした。    ――伊織は腕の中にいた大切な、誰かがいない。そんな喪失感を感じていた。子供の頃一緒にいた気がするのだけれども?    ――しばらくすると金髪の店員が来て慣れない手付きでコーヒーを置いて行った。  一口飲んでみるが、苦味しか感じられず思わず顔をしかめてしまった。ミルクと砂糖を入れようとして手を伸ばした時、ふと向かい側の席に誰かが座った気配を感じて、顔を上げるとそこには伊織の脳裏に刻み込まれた顔があった。  ニヤニヤ笑いながらこちらを見つめてきている様子はまるで獲物を見つけた肉食獣のようだった。  男は席を立つと、伊織の断りもなしに、横に座る。 「よく一人でこれたもんだ。てっきりガードマンと一緒かなと……まぁ、話せるわけ無いか。俺と伊織の関係をさ。クックックッ」  嫌らしく笑う男に虫酸が走りながらも、伊織は――。   「データーを頂けるんですよね。それに、……本当にもうこれっきりにして下さい」  青ざめ震えながら身を固くしてきっぱり言った。 「ああ、これだよ」  封筒を伊織に渡す。  中を見ると、沢山の写真と細い棒状のスティック状のものが入っていた。USBメモリードライブだ。    伊織は安堵して、少し涙ぐんで言った。 「ああ……ありがとうございます。」    ――1ヶ月前、数億円ものライブコンサートの融資を約束したスポンサーとのプライベート懇談会、伊織は、そのディナーパーティーで睡眠薬を盛られた。  気を失いベッドに連れ込まれ、スポンサー達に散々犯された。その写真だ。    警察に駆け込めば、この画像データーをネットに流すと脅され、伊織は誰にも言えずにいた。この男もそのスポンサーの一人だ。    その脅しにも犯行の証拠にもなる写真をすんなり渡してもらえるとは思わなかったので伊織は、こわばっていた表情を一気に解した。 「それじゃ……あの、私、帰ります……」  そう言って立ち上がろうとした時、男は後ろから手を掴んだ。 「!?」  怖気づく伊織をよそに、男は耳元で囁いた。 「伊織ちゃん、そんなに怖がらなくていいさ、僕は本当に君のファンなんだから、できれば話してくれたら嬉しいんだけど、そのコーヒーを飲むまでの間でいいから」 「え……?」  予想外の台詞に戸惑う伊織に構わず男は続ける。 「――あと、最後にサインして、二人で並んだ写真を撮ってよ?」 「そ、それだけですか? それなら……」  戸惑いつつも、男の要求に応える伊織。男は嬉しそうな声を上げると、手を背中に回して抱きつき、ちいさな胸を鷲掴みにした。 「!? ちょ、ちょっと!」  伊織は抗議するが、男は聞く耳もたない。 「騒がない方がいいよ、みんなに見られちゃうぜ、ほらまだまだコーヒーがあるから楽しもうよ」  伊織は仕方なくもう一度座り直し、カップを手に取ると、ゆっくり口をつけた。そして、男が背中から離れたのを確認して、一気に飲み干す。 「――飲むまでの間……ですよね?」  立ち上がるが男にまた腕を掴まれてしまう。 「それじゃタクシーまで送るよ。その間くらいは付き合ってくれてもいいだろ?」    仕方なく伊織はそのまま一緒に店の外へ出た。  男に連れられ歩くと、彼は人通りの少ない路地裏に入っていく。 「――あの、どこまでいくんですか。もういいでしょう、離してください」  伊織がそう告げると、男はニヤリと笑って答えた。 「いやいや、まだ大事な用があるさサインをしてくれるってことだろ。ここにサインをしてくれよ」  男は股間を指差した。そこは既に膨らんでいた。  伊織は顔を真赤にして退いた   「い、いやよ! いやです……だ、誰がそんなこと……!」 「いいのかなぁそんなこと言って、この写真、ネットに流しちゃってもいいのかい?」  男は勝ち誇ったように言う。 「! だってデーターは」   「データーを消したとは言ってないよ、サインをして写真を取ってくれたら間違いなく消すさ」 「うっ……」  伊織は悔しそうに唇を噛むと、諦めて男のベルトに手をかけた。  おぼつかない手でチャックを開け、顔を背けながら汚物をつまむように指先だけでパンツを下ろす。同時に弾け出たものは大きく、グロテスクな形をしていた。 「サインをするにはまだ小さいから大きくしてくれるかい。まずは口で頼むよ。歯を立てないように気をつけてね」 「あの、ああの、く、くちって、何をしたら」  伊織は強姦はされたことがあっても、自発的なフェラチオの知識は勿論、男性器の知識さえ殆どない。どうすればいいか分からず困惑していると、男は呆れたようにため息をついた。  そして次の瞬間、男は伊織の頭を押さえつけて無理やり口にねじ込んできたのだ。  喉奥まで入り込んでくる異物感に吐きそうになるが、頭を固定されているため吐き出すこともできず、ただ受け入れることしかできなかった。  それからしばらくの間、伊織はされるがままになっていたが、程よく固くなると男は伊織の喉を突くように動かし始める。 「ゲホッ、ゴホォッ、ハァ、ハァ、ううっ、ケホッ、うう……」  伊織は吐き気を催し、涙目になる。  喉の奥を突かれる度に嗚咽してしまうが、男は気にせず腰を動かし続けた。  吐瀉物が込み上げてくる感覚を堪えつつ必死に耐えるがついに伊織は嘔吐してしまう。 「ウエッ、オエェ、ウェッ、げほっ、はぁ、はぁっ、おえっ、ごほ……」  自らの嘔吐した吐瀉物で咳き込む伊織。   「チッ 吐くんじゃないよ。まぁ、もう吸収された時間か……。にしても、汚れたじゃねぇか」  男は固くなったペニスを伊織の服で拭って吐瀉物を落とす。   「それにしても舌は動かさないし全然ダメだねぇ 嫌々されても固くなりきらないよ。これじゃいつまでたっても終わらないじゃない」 「ハァハァ……ど、どうすれば」 「やっぱり愛情を見せてくれないとね。スキンシップから始めようか」  男は伊織の髪に触ると伊織はビクッと震え上がった。男は髪をすくい上げるように撫でた後、手櫛を通すように梳いた。サラサラとした濃い茶色の髪が指の間を流れていく感覚にうっとりと目を細める男に対し、伊織の方は嫌悪感丸出しの表情をしているあ。  しかしそんなことはお構いなしとばかりに今度は耳に手を伸ばしてきた。そのまま指で挟むようにして揉んだり、首筋に触れ肩をなぞって、首筋を舐める。  伊織は生暖かい舌の感触に怖気と鳥肌を立たせるが (これさえ我慢すれば終わるんだから)と自分に言い聞かせて耐えるしかなかった。  肩で呼吸をしながらじっと瞳を閉じて耐える。その様子を男はニヤニヤ観察しながら伊織の体を服の上からまさぐり続ける。胸や尻を揉まれたりさすられたりする度に嫌悪感と共に反射でビクッと反応し、触れられる度にその反射の回数は多く、上気して来るのが分かる。 「おやおや、もしかして興奮しているのか?」  伊織は懸命に反応しないようにするのに必死で一言も言えなくなって顔は真っ赤にしてきつく瞑る目から涙が滲む。 「どれ、見てみようか」  すると今度はスカートの中に手を入れてきて太腿の内側を撫で回すようにして触ってきたのだ。ゾクリとする感覚に襲われながらも必死で耐えるしかなかった。  次に今度は伊織の手を掴むと自分のものを握らせるようにしてきた。  突然のことに驚きながらも指示通りに、ゆっくりと上下に動かすと少しずつ硬くなってきたような気がしたのでもう少し力を入れてみると、今度は完全に勃起したようだ。先端からは透明な液が出てきており、滑りが良くなってくる。  男は時計を見ながら――。 「そろそろいいかな?」  満足したのか手が離れたのでホッとする伊織だったが、次の瞬間信じられないことがおこった。  ――激しい腹痛、そして便意だった!  腹がゴロゴロと鳴り突然襲ってきた猛烈な便意に耐えかねビルのコンクリートの壁に縦に走るパイプを握りしめて硬直してつま先立ちになった。  汗がたらたらと流れる。    それを見た男がニヤリと笑うのがわかった。嫌な予感を覚えてヨロヨロと逃げようとするが背後から抱きつかれてしまった。両腕を拘束されてしまい身動きが取れなくなる。 「は、離して。離して――下さい――あ、あの! そ、その急用が……ううっ」  伊織が懇願するが男は無視して伊織のお腹に手を置いた。 「お腹が痛いのかい、擦ってあげる」    耳元で囁くと伊織の下腹部を優しく撫で始めた。同時にもう片方の手で背中を撫でてくる。その手のひらの動きで更に便意が加速して行くのがわかる。   「あ、ああっ、やめてくだ……さいやめて!、お願い……お願いします」  その時だった、今まで以上の波が押し寄せた。 (あ……あぁ……出る……漏れちゃう……)  伊織がこれまで経験したことのない強烈な便意に足がガクガクと震え立っていられず座り込む。   「ほら、ゴミ箱の影になってるから見えないよ。今から大通り歩いても間に合わないでしょ。ここでしなよ見ててあげるから」    その言葉に絶望を覚えると同時に羞恥心が込み上げてくる。しかし、それも一瞬のことですぐに頭の中は排泄のことでいっぱいになってしまった。   (もう無理っ!)  もじもじと太ももを擦り合わせる伊織に男がショーツに手をかける。 「手伝ってあげるよ、そのままじゃパンツが汚れちゃうよね」    そう言うと一気に引き下ろしたのだ。下半身裸になったことでより一層強い羞恥を感じることになったのだが、それどころではない状況に陥っていた。   (だめ、出ちゃう)    「かわいそうに、こんなに汗を流して、この辺が痛いのかい?……」    男はそう言うと、お腹を揉み込み、その圧力に呼応し激痛が走る。  その痛みの波は繰り返し強まって襲ってくる。耐える体力も筋力も、そして気力さえ砂の防波堤のように崩れて、時間が過ぎていく。やがて痛みが限界に達した瞬間、男はアヌスの孔に指先でくすぐった。  それが切り札だった。  最初の決壊は小水からだった……チュッチュチュチュッと音を立てて透明な雫が吹き出し、水門の決壊が始まった。水門を締めようと膀胱の括約筋に力をいれた瞬間、アヌスの力が瞬間的に抜ける。  伊織の意思に反して肛門が痙攣し大きく開いたのを感じた直後、 ………………………………………………………………………………………………………………………… <サンプルはここまでです> これ以降はピクルス付きハンバーガープランでお楽しみ下さい https://fantasfic.fun/novels/9168
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