sadojam 小説
中国雲南省保護地区.4
雲南省保護地区では、カオが食料を担当。 チャンが地下水や雨水の浄化処理場を担当している。 ツァイが発電所を担当。 この3つ巴な状態が争う事なく、うまく生きていく秘訣だとカオは信じていた。 たとえカオ1人で全てを支配しても、2000人を押さ込む事も、新たに来る凶悪な元殺人犯であるノーマン達を支配する事も難しい。 老齢であるカオの意見にチャンが賛成し、若いツァイは渋々ながらも賛同した。 ただ、足枷は100人来たら100人は邪魔な存在になる事だった。 なるべくなら自分のグループから死人を出したくなかった。 やってくる100人のうち、クソの役にも立たないノーーマンや、どのカテゴリーに入らないノーーマンは即座に堀に落とされた。 病気や生存に関わる怪我をおったノーマンも即座に安楽死という名目で殺された。 それでもまだ人数は増え、弱い者から殺されていく。 自然の絶対的摂理である…弱肉強食を文字通り行なっていた。
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