ジンバブエ保護地区では1日何十回もの殺し合いがなされ、何人もの死体が次々に焼却されていく。
24時間焼却されて煙の昇らない日は1日もなかった。
闘いのない日を過ごす者は、次の闘いに勝利する為にひたすら身体を鍛える。
何の為に生きるのか?
いつまで闘うのか?
以前、新ノーマンが恐る恐る聞いた質問。
闘い勝つ為に生きるのだ。
死ぬまで闘うのだ。
何度も闘いに勝ち抜いたどのノーマン達は、誇らしく力強く答えた。
より強い者が生き残る。
それは運の強い者も同じ事である。
力か運かの違い。
だから運の強い一般市民が、神に愛された男とも呼ばれる由縁。
ムダウみたいに頭の強い者…賢い者も生き残る。
ジンバブエ保護地区では、ムダウのような力を持ってる者は少ない。