ジンバブエ保護地区では、自分達をノーマンとは言わず、戦士、もしくは市民と呼ぶ。
20戦勝ち抜いた二級戦士(セカンドファイター)は二級市民(セカンドピープル)にもなれる権利を得る。
つまり20人殺して初めて未来を選択できる権利を取得できる。
このまま戦士になるか市民になるかを。
二級市民は一級市民と違い、強制的な労働をしなくて済む。
戦いの経験を生かし、武器を作り武器屋になったり、戦いの指導者になったり。
ただ、ほとんどの者が戦士を選んだ。
生死を賭けた戦いを10回もやれば、たいがいの戦士はエンドルフィンジャンキー(脳内麻薬中毒者)となってしまう。
殺し合いと勝利による快楽と興奮にとり憑かれてしまう。
武器屋や指導者になる戦士は身体の欠如…片腕がなかったり、目がなかったりしてる戦えなくなった戦士達である。
人気のある武器屋や指導者は、無傷で戦い抜いた者や、再び戦士に戻り再び生き抜いた者達である。