sadojam 小説
アフリカジンバブエ保護地区.16
ダニエルは2人を殺した。次に戦う相手も2人は殺してる。 2人を殺し勝ち抜いた事で、自信を持ち始めてた戦士も多い。 知り合いになった話し相手に、どうやって勝ったかを自慢するヤツもいる。 筋力を付けるための運動や剣の練習をし始めた戦士もいる。 三戦目。 三戦目からは好きな武器を使用してもよい。 ただし飛び道具は禁止。 ダニエルは対戦相手を決める列に並ぶ。一番大柄な戦士の前に割り込む。 そうすれば少なくとも、その戦士とは戦わなくて済むからだ。 戦士達は2列に並び、その並んだ順で戦う相手が決まる。 ダニエルは14番目。もう片方の14番目を素早く数え…舌打ちした。 ダニエルの相手は強そうだった。 順番をずらすため、後ろにいた大柄な戦士の後ろに移動しようとした。が、その戦士に腕を掴まれ言われた。 [おい、ちゃんと並べ] ダニエルは列に並ばず、言い訳を並べたが無駄だった。 ダニエルの後ろにいる大柄な戦士の相手は、ひょろ長く痩せ細った弱そうな戦士だった。 ダニエルの試合まで後6時間。
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