sadojam 小説
アフリカジンバブエ保護地区.17
決闘順が決まり解散後、ダニエルは大柄な戦士の所に話かけた [あんた強そうだな。名前は?] […ドッグ] [へー。いい名前だな…なぁ、フードサプリ10日分で俺と替わってくれないか?] ダニエルは、おだて、なだめ、すかし、交渉したがドッグは首を縦には振らなかった。 ドッグから離れ3時間後。 再びダニエルがドッグを口説いてる時、横から興奮気味の一人の男がダニエルに声をかけた。 [ダニエル。ありがとう!一言お礼を言いたくてずっと探してたんだ。これでアイツに金を渡せる事ができたよ。もう俺はいつ死んでも悔いはない。しかしどうやって外と連絡を取れたんだ?] ダニエルは露骨に嫌な顔をして、 [軽々しく口にするな。内緒にする約束だっただろ?] と一喝した。 興奮気味の戦士はバツが悪そうに謝り、ドッグを気にしながら席を外した。 ダニエルはドッグに何事もなかったかのように再度、哀願し始めた。 そのダニエルの哀願をさえぎってドッグが […何の話をしてたんだ?] ダニエル [え?だから、どうしたら替わってくれるんだよ?] ドッグ [とぼけるなよ…お前は外と連絡が取れるのか?] ダニエルは少し考え込むフリをしてから言った。 […時間がかかるけどな]
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