sadojam 小説
日本鹿児島保護地区.1
噴煙の煙りが日により、東に流れたり、西に流れたりする景色がここから見える唯一の変化する光景だった。 最初はノーマンになったら肉体も精神も変わってしまう可能性に怯えていた。 だがノーマンになっても人間となんら変わらなかった。 [タダシの番だぜ] 声をかけられ、タダシは窓の外に向けてた視線を戻した。 目の前にはノーマンになって初めて出来た友達の立川(たちかわ)がいる。 そして、タダシと立川の間には、お手製のトランプが並べてあった。
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