ユダ…
何百回も何時間も考えた…考えれば考える程分からない。
▽俺はマコトに会う時、いつもオシャレをする…香水つけたりとか。
もっと俺に惚れて欲しい…嫌われたくない…愛されたい…から。
後、数時間後にはトオルと会う…香水は付けなかった。
でも離したくはない…初めて出逢う同じ世界の住民。
愛とかじゃない…仲間…親近感…安心感。
俺が抱きたいのはマコト。抱かれたいのもマコト
トオルには…さらけ出せる…自分の全てを…。
本当の自分を知って欲しい…理解してくれそう。
マコトに素の自分を出す…確実に嫌われる。
トオルに素の自分を出す…きっと許してくれる。
たった1人でいいから認められたい!
それを考えると、寂しさが込み上げる…つぶれそうになる…狂いそうになる。
…自嘲する…もう狂ってるじゃん…何をいまさら言ってるんだ?
声は容赦ない…[最初から壊れてるじゃん…]
暗い穴に落ちていく感覚…まだまだ底は見えない…見えるのは深淵…漆黒の闇…。