愛されなくても、愛し続けられるのが本気の愛…?
▽[マコトに興味あるでしょ?]
俺は聞いた。
トオルは沈黙…思考中。
[正直に答えてくれ]
背中を押す。
[はっきり言って俺はモテる。色々な人に出会った。でもな…つまんねぇんだよ]
トオルは一気に喋り出した。
[皆たいがい一緒。マコトもそうなんだよ。かわいいけどな♪]
話は続く。
[ユダは違う…まぁ…俺にとっちゃ新鮮なんだな…人はたいがい寂しいから、人を身近に置こうと媚びを売る]
[不器用なだけなんだよ。人間関係が]
俺の相づち。
[いや、お前は寂しさを受け入れられるタイプ。うまくやれば寂しくないように出来るのに、わざとしない。俺には理解できない…だから興味がある]
トオルはマジモードか?
だが、まだ俺の納得いく暗い目ではない。
見たい!
俺が見せたいからだ…俺と同じ人間であって欲しいからだ。
全ては自分の欲望の為…。