sadojam 小説
[確認の為のセックス]
愛を証明する手段は? 愛を確認する手段…S○X以外に何がある? ▽珍しくカジュアルな格好のトオル…ロアーのポロシャツ、アバクロのチノパン。靴はフェラガモ。 金はかかっている…少なくともゲーセンにいるような輩じゃない。 [ロアーじゃん。凄いね] …挨拶がてら俺は言った。 [よく分かったね] …嬉しそうにトオルは答えた。 [昔、アパレル関係にいたから、少し詳しい] 首を傾げなら俺は答えた。 トイレから女2人が現れた…トオルが女に目線を送り、続けて俺に目線を向けた。 どうよ?こいつらなら文句はねぇべ…目線の意味。 2人の髪型はショート。 2人とも、派手だが大きめのバックを脇にかかえてる。 多分、家出中。 まだ肌寒いのにキャミソにミニスカ。 イケてる女を目指す女は、寒さなど気にしてはいけない。 パンツが見えても気にしない。 [2人とも髪がショートだったからナンパした] トオルは笑いながら言った。 [俺の為に?] 俺は問う。 [お前の為に] ニヤリと笑うトオル。 […今日は奢るよ] トオルらしい優しさに嬉しいながらも、それを顔に出さず俺は言った。 [当然] トオルは笑いながら答えた。
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