sadojam 小説
[理解不能]
分からないから面白い…人生も世界も自分も… ▽トオルの言葉で考える…答えが出ないまま、トオルがしゃべる。 [あんな女とエッチできるチャンスなんざ、まずないね!よく添い寝で我慢できたな。俺はバイだから、正直我慢するの大変だったぜ] トオルは裸…身に付けてるのは黒いビキニパンツ…勃起している。 目をやったのは失敗だった…トオルは見逃さない。 [俺とやる?] 俺は考える…トオルはカッコ良いし優しい。 でも抱く抱かれるという感情は湧かない。 くわえたいとか触りたいとかすら思わない。 ゲイなのに?…自問自答。 俺の出した答え [分からない] [俺じゃダメか?] トオルが呟く…いつもの軽い調子いい口調ではなかった。 トオルは好みじゃないんだ…心の言葉…。 声に出した言葉…[だって俺はタチだぜ?トオルもタチだろ?] とりあえずの言葉。 所詮は言い訳…誤魔化しにしか過ぎない。
ギフト
0