sadojam 小説
[時代は確かに変わる]
[援交]という文字も携帯で一発変換出来る時代…。 ▽[ねっ!お願い!他の男はヤバいから。ユダしかいないの!絶対迷惑かけないから!] 俺がゲイだから…S○Xしなくて済むからだろう。 金の為のS○Xはするが、タダ(無料)ではしたくない。 愛の為のS○Xなぞ存在しないのだろう…。 [いいよ。お金もいいよ。その代わり少しの間だけだよ] 俺の返事。 三万抜き取って、勝手に携帯見るような、したたかな女…でも気持ちは分かる。 そうしなきゃ生きていけない。 [ありがとう!実は今、○○駅にいるんだよね。ユダん家、近いよね。迎えに来てくれたら嬉しいんだよね] 強制的なお願い…誰かに断られた事がない話し方。 自分に絶対の自信がないと言えない言葉。 ふと疑問が沸く…俺のアパートを何故知ってる? 財布の中の免許証も見たのか? そこまで気が回るような性格じゃないと思ったが…。 [誰から俺の住所知った?] 考える前に言葉が出る。 [トオルからだよ] 答えは簡単だった。 [今から迎えに行くから待ってろ]
ギフト
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