sadojam 小説
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告白された事もある…ゲタ箱の中にラブレター。 私の外見だけを見て…勝手に自分に都合良く思いこんで…。 外見と雰囲気だけで他人が分かったら、絶対金持ちになれる。 恵美さんに一目惚れです…から始まる手紙。 私はお嬢様育ちで、生徒会長みたいに毅然としてて、ちょっと陰のある不思議で魅力的な女の子…。 よくもまぁこんなにも良いイメージを作り上げたの? と感心する位、ラブレターにはそんな事が書き綴ってあった。 相手は全く知らない男。 どんな男か興味はあるけれど、探してまでの興味はなかった。 無視するよりキッパリと断った方が後々、面倒にはならない気がした。 が、 面倒くささと、やっぱりその男に興味あるじゃない?と自分自身に言われそうで、無視する結果となった。 私も自分に都合よく考える。 解っていても変えられない。
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